ハワイ語の意味を調べよう
・このハワイ語の意味は?
・これはハワイ語で何という?
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あちらこちらにハワイ語が
ハワイでは、あいさつ、ホテルや店の名前、通りの名前や地名にもハワイ語を目にします。
ハワイ語のアルファベット
ハワイ語で使われるアルファベットは、5つの母音と8つの子音の13文字です。
母音を主体に音声認識し、必ず母音で終わるので、日本人には発音しやすい言葉です。
A E I O U
ア エ イ オ ウ
h k l m n p w ‘
ヘ ケ ラ ム ヌ ピ ヴェ [オキナ]
「w」は「v」と発音します。「 ‘ 」(オキナ)は子音に含まれます。
オキナとカハコー
オキナ「‘」と呼ばれる吃音、カハコー「 ¯ 」と呼ばれる、音を強調し長目に発音する記号をアルファベットと組み合わせて使います。
例えば、ono(オノ)は「魚の名」ですが、オキナ「 ‘ 」が付いた ‘ono(オノ)は「おいしい」という意味になります。
Hawaii も ハワイ語にすると Hawaiʻi です。最後の2つの「i」の間に「‘」が入ります。
発音は「ハワイイ」の最後の「イイ」で少しひっかかるように「イィイ」となり、また「w」は「v」と発音するので、「ハヴァイィイ」のようになります。
当サイトでは、アルファベット検索のため、オキナ「‘」とカハコー「 ¯ 」が付くハワイ語は、通常のアルファベットで表記し、その後ろにハワイ語を[ ]で囲んで表記しています。
例:ohana [‘ohana]
ハワイ語の歴史
ハワイ語はオーストロネシア語族に属する言語です。
オーストロネシア語族とは、太平洋を中心に、西はマダガスカル島から東はイースター島、北は台湾やハワイから南はニュージーランドと、最大の範囲に広がる語族です。
古代ハワイの人は、カヌーを使って太平洋の大海原の島々を行き来していました。
ハワイの人たちは長い歴史の中で文字を持たず、何世代にも渡って口から口へと継承された口頭言語として、宗教、伝統、歴史など、語り伝えられた神話・伝説の中に存在しました。
詩の抑揚や体の動きによって語り継がれたのです。
1778年 ジェームズ・クック来島後、1819年宣教師たちがハワイにやって来ます。
彼らの目的は布教活動なので、聖書をハワイ語に翻訳することが必要になってくるのです。
そこで、ハワイ語を聞いてラテン語表記のアルファベットで表し、それがハワイ語の文字のはじまりと言われています。
1834年には、最初のハワイ語新聞『KA LAMA HAWAII (ラマ ハワイ)』が発刊。ハワイ語は政治、新聞、書物などにも広く使われるようになりました。
しかし、ハワイ王朝の崩壊後、ハワイはアメリカ合衆国に併合されるなどの歴史背景により、ハワイ語を使うことさえ規制され、ハワイ語新聞『カ・ホク・オ・ハワイ』(ハワイの星)は廃刊。
ハワイ語は衰退の一途をたどり、ハワイ語を話せる人が少なくなってしまいました。
1970年代になると、ハワイアンのアイデンティティを守るため、ハワイ語を学び、文化や芸術を大切にしようとハワイアンルネッサンスの動きが活発になります。1978年にはハワイ州では英語に並び、ハワイ語も公用語と認定され、学校の必須科目にもなりました。
ハワイアン航空では、ハワイ語の認定制度を導入しています。
ハワイの子供たちにハワイの文化や歴史を教え、ハワイ語を学ぶ人が増え、人々の生活にハワイ語は今も生き続けています。